むし歯の治療のご案内
従来の歯科治療は様々な理由で、その原因療法よりも対症療法(例えば削って詰めること)が中心となる傾向がありました。その結果、一度治したはずの歯が再び虫歯になったり、せっかく高価な材料で治したのに、
思いのほかもたなかったり・・といったことを度々経験された方も多いことと思います。
患者さんは痛みが取れて、そこを金属などで補綴してもらうと、それで治ったと安心しがちですが、
実はそれからが大事なポイントなのです。
ぜひ私たちと「何が原因でその歯が虫歯になったのか」もう一度、良く考えてみましょう。
治療時の痛みの対策について
歯科の治療では局所麻酔を施す事が多々あります。
注射器を見るだけで、恐怖心を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
局所麻酔前には、表面麻酔薬と極細の注射針を用いることによって、針のささる
あの一瞬の痛みを和らげるようにしています。また麻酔薬注入時の痛みが少ない
電動麻酔器を使用しております。その他の「痛み」の場面においても様々な配慮をしています。
むし歯の進行
CO (シーオー)
表面が白く濁った色になりザラザラした感じになります。
まだ穴はあいていませんが、進行する可能性が高いので注意が必要です。
※上手なケアを行うと、健全な状態に戻ることができます。
C1 (シーワン)
歯の表面にあるエナメル質に小さな穴ができます。
痛みなど自覚症状がほとんどないので、気付かないこともあります。
C2 (シーツー)
エナメル質の奥の象牙質までむし歯が進んだ状態です。
甘いものや冷たいものが、しみるようになってきます。
C3 (シースリー)
歯の神経やその近くまでむし歯に侵されています。
神経が炎症を起こしているので非常に強い痛みを感じます。
C4 (シーフォー)
歯全体がむし歯に侵されています。
歯の根の先に膿がたまったり、歯のまわりにも
病気の影響がおよび、歯を残すのが難しくなります。